ダーリンは、スペイン人―国際結婚レポート&エッセイ
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スペインでの暮らしを平易な文章で綴った好感の持てる一冊 |
マドリード在住およそ20年で、スペイン人と結婚した日本人女性によるエッセイ。著者は日本からのツアー客のガイドを務めながら二児を育てる母でもあります。
三修社は「ダーリンは、○○人」という「国際結婚レポート&エッセイ」シリーズを刊行中で、本書はそのスペイン編にあたります。以前、このシリーズのドイツ編を読みましたが、海外で現地人の夫を持つ日本人女性ならではの生活感あふれるエッセイはなかなか楽しく読むことができます。
特に子供を持つ女性ならではの話題として、初聖体拝領式を取り上げた箇所を興味深く読みました。ビクトル・エリセの映画「エル・スール」でも主人公の少女エストレージャが初聖体拝領式に臨む場面が印象的に描かれていましたが、日本人にはなじみのないこの儀式について著者は長女アイダちゃんの実体験に基づいて分かりやすく綴っています。子供たちのみならず、親たちにとってもこの通過儀礼が心浮き立つ事柄であることがとても良く想像できる文章です。
おそらく著者やその友人の手によるものであろうスナップ写真がいくつも掲載されていますが、素人写真にしては良く撮れていて、文章の理解を助けるには充分です。
向日葵の実をスペインではお菓子がわりに食べることを綴った箇所がありますが、私はロシアのカムチャッカ半島でも同じく向日葵の実を売る露天商を見たことがあります。これはおそらくヨーロッパではさほど珍しいお話ではないのかもしれませんね。
このページの情報は
2006年3月22日21時42分
時点のものです。
2006年3月22日21時42分
時点のものです。

